注目!新感覚の研修で学ぶOTの妙技『精神科OTの妙技研修~埼玉編』開催レポート

2019年8月31日(土)に、「明日から使える!全領域のOTに役立つ!精神科OTの妙技研修~埼玉編」が開催されました。今回の研修会は、こころとくらしの地域支援推進委員会(ここくら委員会)主催の初研修会となりました。
驚くべき事に、スタッフ34名参加者63名(北は秋田、南は沖縄から20士会全領域の方々が参加)、さくらほりきりさん11名の総勢108名となる大規模な研修となりました。
壇上の飾り付けやBGMもとても素晴らしく精神科OTの力を見せられたと思います。また、協賛の(株)さくらほりきりさんは、会場を夏らしく、更に可愛らしく飾り付けてくれました。

今回の研修の特徴はなんといっても「教える側と教わる側に分かれない共創型研修」と言った新しい試みでした。

▼講師は、我らの宇田会長。

自己紹介をした後は妙技その1「すぐに使える簡単アセスメントツール」。参加者全員でさくらほりきり自慢のがま口キーホルダーを作りました。さすがOT!グループ内では作業を介して沢山のコミュニケーションが生まれていました。みなさん綺麗に作ろうと必死でしたが大切なことは「うまい下手より姿勢と思い!機能よりも情熱!」です。


妙技その2「他職種に頼られる情報提供・助言、関係づくり」。他職種との連携は難しいですが、飲み二ケーション、お土産効果を使う等、参加者の妙技を聞き、全員で話し合ったことでOTの必要性を実感しました。
妙技その3「真のニーズ・意味のある作業の発掘」。普段さりげなく使っている妙技がみなさんあります。今回の研修は継続型研修でもあり、今も「妙技ネット」でやりとりされています。
埼玉編スペシャル①「がま口とOTCCが起こした奇跡」


▲済生会鴻巣病院中島OTR。

評価力・関わり力がアップした。仕事をやる気になった(具体的目標を意識して進められるため)。他職種連携がスムーズになった。などなど、話が出来すぎており、まさに「嘘のようなホントの話」でした。
埼玉編スペシャル②「新卒OT」の奮闘~埼玉の彩子さん(事例紹介)」。1年目とは思えない堂々とした発表。患者様のことを第一に考え日々奮闘している彼女の姿は参加者全員に伝わったはずです。私も学生の頃から吉田OTRを見てきているので、涙が出そうでした。彩子さん事例も「妙技ネット」で話し合いが続けられています。


▲松風荘病院吉田OTR

全てのプログラムが終わりアンケート。全員が研修会中にスマホで携帯アンケートをしている姿も斬新でした。

参加者(ここくら委員)の間では翌日から「これ試してみたよ」「これやったらこんな反応がみられたよ」等と反応が見られました。さらに、福岡のOT学会でも「OTCCやってみましたよ」「がま口作ってみました」と声を掛けられました。まさにタイトル通りの研修になったようです。今後(次回は新潟編の予定)もどうなっていくかとても楽しみですね。

最後に様々なお力を貸してくださった、さくらほりきりの皆様、本当にありがとうございました。

こころとくらしの地域支援委員会(ここくら委員会)
委員長 原 裕如