埼玉県作業療法士会と作業療法士のことが、国会で取り上げられました!

令和2年6月2日の参議院厚生労働委員会でのこと。
公益社団法人認知症の人と家族の副代表理事で会埼玉支部代表の花俣ふみ代さんが、参考人として出席されました。
参考人発言ののちの質疑応答にて、作業療法士のこと、とりわけ埼玉県作業療法士会のことを大々的に紹介して下さいました。国政の場で作業療法士が取り上げられること自体が少ない中で、今回のように非常に高く評価して下さることは、私達にとっては大きな財産になることでしょう。

埼玉県作業療法士会認知症地域支援推進部が中心となって、しっかりと地に足をつけて当事者の方々と、真摯に、着実に地域支援活動を継続してきたことによる大きな成果ともいえます。

動画については、日本作業療法士協会HPから参議院インターネット審議中継サイトでごらんください。
こちらからお入りください。

【質疑応答内容の抜粋】

<川田議員>花俣参考人にお聞きしたいんですけれども、花俣参考人、この資料をいただいている中に、作業療法士の非常にその介護における役割の重要性というのを語っておられますけれども、その作業療法士について思っていることをお話しいただけるでしょうか。

<花俣ふみ代さん> 実は作業療法士さんのことを数年前までは私もよく理解できていませんでした。病院なんかで見かけると、お豆こうやって拾うのかなぐらいにしか思っていなかったんですけれども、実は若年認知症支援コーディネーターというのが当支部に配置されまして、コーディネーターさんが配置される方と同時に、若年の方の御本人参加型の集いの場にOTさんが来ていただくことになったんですね。その中でOTさんと御本人さんとの関わりを見ていきますと、まさに作業療法による認知症リハビリの場面を目の当たりにすることが数多くございました。作業療法士さんの深掘りあるいはその視点、そういったものを今度介護家族が、本当は要介護者の歴史も性格も何もかも、日々のことも一番よく知っているのは家族なはずなんですけれども、これがやっぱりプロの視点が入ることで劇的に改善されるシーンがありました。これを見て、作業療法士さんと介護家族とが緊密な連携を取ることで 御本人さんにもっとより良い支援。あるいは、今、私本当は認知症リハなんてないと思っていたんですけど、もう完全に目からうろこなので、これぞ認知症リハビリだということを確信しましたので、以来、私、埼玉県支部なんですけど、埼玉県の作業療法士会さんとは今全国規模で家族の会とネットワークができております。 お互いに吸収し合うものがあるということで積極的に、まあ当事者発信ができる若年認知症の方との関わりという場面でになるんですけれども、それが多いんですけれども、そういったことでその作業療法士会さんの仕事を改めて見直す機会にもなり、今も更に発展してOT会さんとの連携というのを積極的に取り組んでいるところです。