出張!実習なんでも”ぶっちゃけ”会『学生と作業療法士とで語らNight!』開催レポート

「今夜はみんなで語らNight!」の特別編として、2019年3月9日(土)に、埼玉県立大学 において、「学生と作業療法士とで語らNight!〜臨床実習前練習会・相談会 実習前の不安や疑問を作業療法士に聞いてみよう〜」が開催されました。私たちが学生の時に実習前の不安を感じていたと思いますが、私たちが経験してきたことを伝えることで、私たちと同じ思いで実習を受けるのではなく、少しでも不安を軽減でき、楽しみに感じるなど、充実した実習に繋がってほしいという思いから、この企画がスタートしました。土曜日にもかかわらず、学生さんは20名、作業療法士は13名の合計33名が参加してくれました。


内容は、まずアイスブレイクとして、普段聞けないことや聞きにくいことなどを作業療法士に聞いてみようという「ぶっちゃけNight」から始まり、緊張感のあった空気も和らぎ、学生と作業療法士の楽しいディスカッションが行われました。その後は、「実習の流れの紹介」、「作業療法評価〜治療プログラムの立案までの考え方」、「精神分野・高齢者分野の評価の実際」、「身体障害分野の評価〜治療に関する演習・実技練習」を行いました。普段臨床現場で働いている作業療法士の話ということもあり、とても興味深く聞いていたのが印象的でした。


また、その話を活かすために、患者さんのビデオを見ながら、評価〜治療プログラムを作業療法士と一緒に考える時間を設け、その後は実際の治療の実施練習を行いました。これから実習に行く学生さんたちですが、色々な視点で見ることができ、作業療法士とディスカッションをしたり、分からない点は聞くなど、とても活発に参加してくれました。この研修に参加する前は、「何もかも全てが不安」、「何をしたら良いか分からない」などとても不安に感じていた学生さんが多くいましたが、作業療法士の話を聞き、一緒に考え、実践できたことで、「実習が楽しみになった」など前向きな意見を聞くこともでき、不安な気持ちを少し解消できたようです。