Let’s「見える化」!! 『生活行為向上マネジメント基礎研修 in 西部ブロック』

【運営スタッフより】
12月16日(土)、国立障害者リハビリテーションセンターにて、『生活行為向上マネジメント(以下MTDLP)基礎研修』が行われました。
研修会では、MTDLPの概論の講義と架空の事例を用いてMTDLPのシートの作成演習が行われました。
今回の参加者数は45名であり、埼玉県作業療法士会員でMTDLPを受講した方が600名を超えました。
今年度のMTDLP基礎研修は終了となりましたが、来年度も研修会を開催する予定です。

MTDLP推進委員長  高橋 啓吾(リハビリテーション天草病院)

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【受講者より】
「生活行為向上マネジメント(MTDLP)」という言葉を耳にすることはありましたが、それがどのようなものか、恥ずかしながらよく分かっていませんでした。今回の研修を受けて、昨今MTDLPが重要視される所以が自分なりに分かったような気がします。
今回のMTDLP基礎研修では、まず概論について霞ヶ関南病院の酒井太郎先生にご講義いただきました。大変わかりやすいご講義で、今後いかにMTDLPが我々に求められるスキルであるかを理解することができました。
演習ではリハビリテーション天草病院の高橋啓吾先生にご指導いただきました。こちらはグループワークで、事例を用いてグループ内で意見を出し合いながらマネジメントシートを作成し、MTDLPのプロセスを学ぶというものでした。実際にシートを記入していくと「どれを目標にしたらいいのか?」「誰にどのようにアプローチすればいいのか?」など次々と壁にぶつかり、シート作成の難しさと同時に、自身の生活行為の分析力の未熟さを痛感しました。一方、グループメンバーは様々な領域の方々で構成されていたため、様々な視点からの意見を交換することができ、新たに視野が広がったように思います。
どの講義も大変興味深いものばかりで、1日がかりの研修があっという間でした。MTDLPは日本作業療法士協会が開発したということもあり、その内容は作業療法士ならではの概念と技能が盛り込まれた、誰にとっても明確でわかり易く、まさに作業療法の「見える化」のツールだと感じました。今後職場で活用する日がきた時は、今回の講義を思い出し、対象者にとってより良い作業療法が提供できるよう努めていきたいと思います。

石井 晶(あさひ病院)

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編集  石井 晶(あさひ病院)

【お知らせ】
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