第1回学術部研修会「認知作業療法の理論と実践 〜作業療法カウンセリングを中心に〜」報告(2022年11月25日)

2022年11月25日(金)19:00~20:30 オンラインにて大嶋伸雄先生の研修会「認知作業療法の理論と実践 〜作業療法カウンセリングを中心に〜」が開催されました。20名の参加でした。

理学療法と作業療法の役割の違い、海外での作業療法士の待遇の最新事情のお話、日本での作業療法の成り立ちなどにも触れていただき、冒頭から大変興味深いお話でした。そして、作業療法カウンセリングのお話では、「リハは誰がおこなうものなのですか?(リハの主役は誰なのか)」や、「理学療法と作業療法の違いをどう説明するか?」など適宜、問いかけを行っていただきながらの講義とグループワークで、あっという間の90分でした。

担当者の感想ですが、「作業療法評価では、患者さんがその結果をどう感じているのか(どうとらえているのか)をお聞きし、作業療法士との差を見てゆくことが重要」「理学療法士は身体を治すことが仕事、作業療法はできることを増やすのが仕事」「作業療法では、自分のことは自分でやる、自己管理ができる患者さんになることを目指して支援している」といったお言葉が大変印象に残りました。

受講後のアンケートでは、「とても興味深い講義内容」で、「資料や事前学習もあり、とても学びが多い研修会」「面接が苦手なので、面接系の研修会を増やしてほしい。」「患者様に気づきを与えることがいかに大切かということに、こちらが気づく事ができました。」「OTとしての仕事ができているか改めて考えるきっかけになりました。」など、満足度の高い研修会になりました。

大嶋先生ありがとうございました。また、ご参加いただきました埼玉県士会の会員の皆様ありがとうございました。 学術部 担当 押野修司